1. Severe Case Of Aids / Scrubber Fox
小汚いセリフとは裏腹に非常に細かくプログラムされており、ベースまでも複雑に組まれている。
キツネを名前に冠した2人による重量スプリット盤である。ハウリングを起こすほどアナログ詰め込まれた低音は実物を再生しないと分からないだろう。 Discogs
4. Squirt Record (CDR Remix) / Zr3a
うるさい!とにかくうるさい!ハーシュノイズである原曲をブレクコアに仕立て上げた曲だから無理もない。
ノイズの向こうには美しい景色が見え隠れし、普段聴いている音楽とは何なのかと考えさせられる。
!グロ注意!Bandcamp
5. Part V - L'Assassin du Temps : Itsh / Les Neiges Noires De Laponie
絞りまくったアーメン&レーザブラスト、高域を詰めに詰めた音の品評会。こちらも聴き手を選ぶ。
異常な音を出してくるLNNDLによるアルバムから取った。ブレイクコアからスピードコア、実験音楽まで幅広く収録されている。 Discogs
4. Let Me / Limewax
キックを押しのけスネアをギリギリまで詰めた一曲。ドローンサウンドとの相性は抜群だ。
Limewaxのアルバムから選んだが、全曲この調子である。まったくブレておらず一つのスタイルとして確立している事が分かる。 Discogs
5. Broadmoor Blues (The Sect Remix) / Fortitude & Robin Chaos
選曲した中で唯一正統派のDnB。うねるベースと長いスクラッチパートは使いづらいもののフロアを盛り上げるだろう。
DJとしても活躍するレーベルボス、Robin Chaosのボーカルは美しくも暗さに拍車をかける。 Discogs
1. House Of Snax / Future 9192
テクノだと思ったレコードに針を落とすと何とガバキックが入っていた。インダストリアルハードコアともドゥームコアとも共通点のある不思議な一曲だ。
アーティストもレーベルも全く情報が無い。往年の人物によるリリースと思われる。 Discogs
2. The First Invasion (Quartzlocker & Viki Remix) / Huck Farper
どちらかといえばインダストリアルハードコアであるが、テンポとリフはテクノのノリに近い。長い繋ぎでじっくり味わいたい曲だ。
オリジナル、リミックス3種どれも使い勝手が良い。好きな曲を見つけ出そう。(執筆中の12/29に3個目のリミックスがリリースされた。) Discogs
3. Over The Limit / Somatic Responses
不気味にも拘わらずノリやすい。シンセ、ノイズ、パーカッションの響き方も大御所による技と言える。
帯域が詰まっており、かつイントロが数拍ズレているのか、ミックスの難易度は比較的高い。 Discogs
4. Reverse Cowbell / Ghost In The Machine
長いイントロ、簡単なリフ、裏に入るドローン、テクノとハードコアの良いところを取った曲。ミックスを非常にしやすく、組み合わせの楽しみも大きい。
突如現れたGenoshaのサブレーベルと謎のアーティスト。その正体は共演する機会も多い、TOAのEye-DとMindustriesのNils van Lingenだ。 Discogs
5. I Play God (Hellfire Remix) / Shine Brida
ゆるくうねるアシッド、エフェクトかけまくりなボーカル、そしてディケイの短いガバキック。ひねくれた曲だが取り回しは良い。
本来ならドゥームコアに分類すべきである。テクノ成分が含まれていると感じたため、強引に本選曲に持って行った。 Discogs
2. The Time Is Bleeding (The DJ Producer Remix) / The Speed Freak
数拍聞いただけでコレだ!となった曲。Deathchantからのリリースで使われたキックが使われたキラートラックだ。
ブレイクは皆無で終始ほとんど同じ構成が続き、どこからでも繋ぐ事が出来る。今回はそういう事だろうと思い、超ロングミックスでマッシュアップの様相を取った。 Discogs
3. Pentagram Of Coke (Deathmachine Remix) / The Hard Way
少々使いづらかった曲がDeathmachineの手により繋ぎやすい曲に仕上げられた。オリジナルの音を使いながらもDeathmachineの音も織り込まれバランスが良い。
PRSPCT XTRMらしくなくジャケット付きの黒盤でリリースされた。特別仕様という事だろうか。 Discogs
5. Rehabilitated (The DJ Producer Remix) / The Hardcore Fiend
Producerが速度の変わる変則曲を出してきた、と思いきやイントロもアウトロも整ったDJユースの曲だ。ピークタイムでもエンディングでも使える仕組みとなっている。
5TRAX2016に本リミックス4曲全てをねじ込んだ。何を取っても今年最強のリリースである事は間違いない。
なお、アナログのみのリリースである。アナログを買え。 Discogs