Audacityを使ったマスタリングのやり方(基礎編)
DJMIXを公開していますが、そこでのマスタリングについて覚えたことを書いていきます。
ミックスCD制作、mp3公開に役立つかもしれません。
長くなりそうなので、基礎編、機能編、盤起こし編、2ミックス編に分けます。
マスタリングは人によってやり方が違うようです。ここだけが正解ではないので注意。
・Audacityって何?
フリーの波形編集ソフトです。録音もできるので録音をこれでやっている人も少なくないはず。
ハードディスクの容量が許す限り、アンドゥ・リドゥが無限にできます。
ダウンロードは公式ページ(日本語)から、使い方はググってください。
その前に・・・
・デシベル[dB]って何?
割合を常用対数で割り10をかけたものです。大きすぎたり、小さすぎる割合を表すのに便利です。
ここでは音の大きさを表します。音では1Vを比の分母にすることが多いようです。
-∞dBで音が消え、0dBを超えると音割れが発生します。ですが、ダイナミックレンジの関係で-∞dBというのはあり得ないでしょう。
また、Audacityの「編集→設定→インタフェイス→最小dBモード表示範囲」から最小値を設定できます。
Audacityの表示は最初、振幅(電圧比)表示です。波形左側の「Audio Track」タブからデシベル表示などにできます。
・ダイナミックレンジって何?
識別できる最大の量と最小の量の割合です。これも大抵デシベルで表します。
つまり、数値が大きいほど良い特性と言えます。
また、出力波形の最大値と最小値の比もこれに入ります。