Audacityを使ったマスタリングのやり方(基礎編)

DJMIXを公開していますが、そこでのマスタリングについて覚えたことを書いていきます。
ミックスCD制作、mp3公開に役立つかもしれません。
長くなりそうなので、基礎編、機能編、盤起こし編、2ミックス編に分けます。
マスタリングは人によってやり方が違うようです。ここだけが正解ではないので注意。

Audacityって何?
フリーの波形編集ソフトです。録音もできるので録音をこれでやっている人も少なくないはず。
ハードディスクの容量が許す限り、アンドゥ・リドゥが無限にできます。
ダウンロードは公式ページ(日本語)から、使い方はググってください。

マスタリングって何?
この場合、簡単にいえば「音を聴きやすくする」です。
一般に売られている音源は何であれマスタリングが施されています。
普通はマスタリングエンジニアがやります。自己満足程度なら誰でも出来ます。
実際どのような波形になっているかはまた後で。

必要なもの
・Audacity
・いつも使ってるヘッドホン
・忍耐
・Ctrl+Z、Ctrl+Yの使い分け

あれば必要なもの
・マスタリング関係の本
・スピーカー
・外付けハードディスク

Audacityは先に書いたとおりです。ヘッドホンはDJで使っている奴でも、お気に入りの奴でもいいでしょう。音の聞き分けができればそれでOKです。
試行錯誤が続くので忍耐、そして「元に戻す」、「やり直し」のショートカットキーが必須です。

基礎知識として本を用意するといいでしょう。Googleブックス同英語とかで検索すればいくらでもあります。
再生環境が違うとき、聞き分けができない場合のためにスピーカーがあれば使ってもいいでしょう。
Audacityは変更前後を含め、データ全体をハードディスクにキャッシュします。
ロングミックスとなれば容量がとんでもないことになります。キャッシュ用のドライブがあれば安心です。

その前に・・・

デシベル[dB]って何?
割合を常用対数で割り10をかけたものです。大きすぎたり、小さすぎる割合を表すのに便利です。
ここでは音の大きさを表します。音では1Vを比の分母にすることが多いようです。
-∞dBで音が消え、0dBを超えると音割れが発生します。ですが、ダイナミックレンジの関係で-∞dBというのはあり得ないでしょう。
また、Audacityの「編集→設定→インタフェイス→最小dBモード表示範囲」から最小値を設定できます。
Audacityの表示は最初、振幅(電圧比)表示です。波形左側の「Audio Track」タブからデシベル表示などにできます。

ダイナミックレンジって何?
識別できる最大の量と最小の量の割合です。これも大抵デシベルで表します。
つまり、数値が大きいほど良い特性と言えます。
また、出力波形の最大値と最小値の比もこれに入ります。

マスタリングで使う機能は

・コンプレッサー(圧縮)
・リミッター(Hard Limitter)
・ゲイン(増幅)
・イコライザ(FFTフィルタ/イコライゼーション)

の四つです。全て「効果」メニューの中にあります。

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